この度、私たちは中之条ビエンナーレが行われる中之条町にて、ビエンナーレの動きと平行して自分たちの展示を作ろうとしています。半ば衝動的に始まった自分たちの動きについて、ゲストを招いて改めて考えていこうというのがこの勉強会になります。
第一回のゲストには、長年群馬を拠点として精力的にアーティスト活動を続けていらっしゃる白川昌生さんをお招きします。
白川さんは1970年代にフランス及びドイツで哲学、美術を学ばれたのち、帰国されてからは、群馬にて美術を教えながら制作活動をし、日本のアートシーンを見てこられました。
今回の勉強会ではまず、白川さんにご自身の作品「駅家ノ木馬祭」、「沼垂ラジオ」や「場所・群馬」の活動についてお話しいただき、土地、場所にどう関わってこられたかをお聞きします。
また、現在の開催中の群馬県立近代美術館の展示「群馬の美術2017-地域における現代美術の居場所」に関してもお話をいただきながら、日本におけるアーティストの活動の場となっている「地域」について、参加者も交えて議論ができたらと思います。